DETAIL
以前製作させて頂いたシザーケースを7年ほどお使い頂いたお客さまが、新たに新調されるということで製作させて頂いた作品です。
その当時に作ったものに比べると、どんな部分がより酷使されていくのか、ということが感覚的にわかるようになり、昔の遊び心を入れながらも補強できる部分を補強しながら作っていきました。
とくにハサミの先端が何度も当たっていくとそこの革が最終的に穴が空いてしまうので、直接本体のボディ部分にハサミの先端が当たらないように、この写真では見えませんが厚めのヌメ革で保護をして、カシメでその部分を打ち込むことでステッチが切れる心配の無いようにしています。
また、ナイフを入れる場所、手袋挟めるところを作ったことでより使いやすくなっているかと思います。
それとペンや小さめのはさみを入れてお使いになるとのことでしたので、フタをつけたのですが、このフタが毎回ボタン止めにするとちょっと出し入れがしづらいかなというのと、マグネットだと入れるもののサイズによってちょっと不具合が出てしまいそうでしたので、本当にペロンとした感じのフタを付けたことで、ストレスなくお使い頂けるものに仕上がったかなと思っています。
いろんなご職業の方の道具入れを今後も作っていけたらと思っていますので、「こんなの出来るかなぁ」というものなどございましたらお気軽にお問合せください。